御嶽山「八丁ダルミ」への慰霊登山認める方向 王滝村、被災者家族ら対象

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 木曽郡王滝村は20日、御嶽山噴火災害から7年となる今年9月27日の前日の26日、被災者家族らを対象に、噴火後に立ち入り規制を続ける「八丁ダルミ」への慰霊登山を認める方向で調整すると明らかにした。王滝頂上(2936メートル)と山頂剣ケ峰(3067メートル)の間の八丁ダルミは当時、多くの人が噴火に巻き込まれた場所。噴火後、複数の家族が慰霊目的で八丁ダルミに入るのは初めてとなる。

 慰霊場所に予定するのは、王滝頂上近くのまごころの塔付近。現在も活発な噴気孔に近く、立ち入り規制が続く。村は9月中旬以降、王滝頂上にあるシェルターを塔近くに移す計画。移設が間に合わない場合でも、入山者を2班に分けたり滞在時間を短くしたりして安全を確保する。

 八丁ダルミでの慰霊は、被災者家族らでつくる「山びこの会」が村や県に要望。噴火のあった9月27日に毎年村内で犠牲者追悼式が開かれており、村がその前日で調整することにした。全遺族と不明者家族に案内を出すという。

 20日は同会事務局代表のシャーロック英子さん(東京)が、王滝村の越原道広副村長や同郡木曽町、県の担当者と同町内で面会。越原副村長が村の考えを伝えた。会は昨年、一般開放に先駆けて王滝頂上で慰霊しており、シャーロックさんは「また一歩、(犠牲者の)近くで慰霊できるようになった」と受け止めた。

 面会で同会は、8月27日から9月27日までを「火山の安全登山月間」に位置付けるよう県に求めた。当初、同日までの1週間を火山の安全登山週間とするよう求めていたが、期間を延ばした。

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