甲子園出場で「父を超えたい」 岡谷南高主将の高橋さん

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 22日の全国高校野球選手権長野大会準決勝に、1989年以来の決勝進出を懸けて岡谷南高(岡谷市)が挑む。主将の高橋佳(けい)さん(17)の父卓(すぐる)さん(48)は当時、同高で決勝に進出し、準優勝したメンバー。父が果たせなかった夢をつかみたいと、佳さんは思いを強くしている。

 当時2年生だった卓さんは左翼手として丸子実業高(現丸子修学館高・上田市)との決勝に出場。自身の守備のミスが相手の追加点につながり、4―5で惜敗したことが忘れられない。それでも野球は大学でも続け、岡谷市役所の職場のチームでプレーした。

 佳さんは小学3年で野球を始めた。卓さんはその少年野球チームのコーチで、自主練習にもいつも付き合ってくれた。中学生になると、そんな父の熱心さをうるさく感じることもあった。

 小学校時代からの仲間に誘われ岡谷南高へ。憧れだった2学年上の代が夏の大会で8強で終わり、父が到達した準優勝のすごさを思い知った。卓さんとプレーについて意見を交わすようになり、「しっかり助言を聞いてやってみよう」と思うようになった。卓さんも佳さんを「自分の考えを持って野球に取り組むようになった」と頼もしく感じるようになった。

 17日の佐久長聖高(佐久市)との準々決勝で佳さんは先発投手として登板。投手戦となる緊迫した展開の中、七回を無失点に抑えた。「追い込んでから甘い球を投げないように」との卓さんの言葉が頭をよぎった。「自分が出場していた時の方が気が楽」。卓さんははらはらしながらスタンドで見守った。

 甲子園まであと2勝。佳さんは「いつか超えたい目標」であり続ける父を「甲子園へ連れていく」と意気込む。

(馬場響)

17日の準々決勝に先発した主将の高橋さん
岡谷市役所で働く卓さん

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