天竜川に転落 船頭不明 客を乗せて川下り中

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 8日午後2時55分ごろ、飯田市時又、龍江の間の天竜川で、信南交通(飯田市)が運航する「天竜舟下り」の舟から船頭の男性1人が川に転落したと、同社から飯田広域消防本部に119番通報があった。飯田署によると、転落したのは同社役員で同市毛賀の桜井喜由(きよし)さん(63)。消防本部と同署などが日没まで下流を捜索したが、見つからなかった。天候を見極めながら9日早朝以降に捜索を再開する。

 飯田署や信南交通によると、現場は天竜橋の約100メートル上流。舟には当時、乗客11人と桜井さんら船頭2人が乗っており、乗客ともう1人の船頭にけがはなかった。舟は8日午後2時半、現場から約6キロ上流の同市松尾新井の弁天港を出発。現場から約400メートル下流の時又港を目指していた。同署は社員らから状況を聴き、転落の原因を調べている。

 同社によると、桜井さんは舟の後部で、進行方向などを決める「かい」を操作していた。午後2時50分ごろ、無事だったもう1人の船頭から「桜井さんが落水した」と同社に無線で連絡があった。

 同社などによると、舟は無事だった船頭が操作して時又港に到着し、乗客を降ろした。この船頭は、転落した桜井さんが一時、右岸側に向かって泳ぐ姿を目撃したという。

 事故当時の現場周辺はわずかな小雨か曇りで、国土交通省天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)によると、天竜川は数日前の上流部の降雨で、通常よりは水位の高い状態だった。

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https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021090801023

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桜井さんが転落した舟を調べる捜査員ら=8日午後5時18分、飯田市時又

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