上高地線「田川橋梁」の復旧 橋桁修理・傾いた橋脚交換で可能 鉄道総研が調査概要伝える

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 8月中旬の大雨の影響で橋脚が傾いたアルピコ交通上高地線の「田川橋梁(きょうりょう)」(松本市)について、現地調査をした公益財団法人鉄道総合技術研究所(鉄道総研、東京)などが、橋桁を修理し、傾いた橋脚は交換して復旧することが可能―とする調査結果の概要をアルピコ交通に伝えたことが9日、分かった。関係者が明らかにした。

 田川橋梁は西松本―渚間の田川に架かり、全長38・7メートル。増水で河床が削られ、橋脚2本のうち1本が傾き、橋桁や線路にゆがみが生じた。調査は8月25日、鉄道総研と独立行政法人鉄道・運輸機構(横浜市)がそれぞれ実施した。

 関係者によると、鉄道総研は正式に結果を伝える前に概要をアルピコ交通に伝えた。橋桁の修理や傾いた橋脚の交換の他、目立った被害がないもう1本の橋脚は補強で復旧可能とも指摘。同機構も9日までに同様の結果をアルピコ交通に伝えたという。

 アルピコ交通は調査結果を踏まえ、松本市や県と協議して復旧策を決める方針。橋桁を交換する必要がなければ費用を一定程度抑えられるという。県は同日、「復旧の工法、費用が固まったところで国や市と支援を考えていく」(交通政策課)とした。

大雨の影響で橋脚が傾き、橋桁(緑色の部分)にゆがみが生じた上高地線の田川橋梁=9日午後5時7分、松本市

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