石仏ガチャ 作ります! 「高遠石工」発信へ 伊那の地域おこし協力隊・吉沢さん

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 高遠藩ゆかりの石材加工職人「高遠石工(いしく)」を広く発信しようと、伊那市の地域おこし協力隊員吉沢祐佳さん(24)が、同市高遠町に残る石仏をかたどったフィギュアを商品化し、カプセルトイ(ガチャガチャ)として販売しようと計画している。原材料はペットボトルのキャップを集めて再利用する。吉沢さんは14日、地元の高遠小学校を訪れ、全校児童200人にキャップ集めへの協力を呼び掛けた。

 フィギュアは4種類で、100個ずつ作る計画。勝間の「大聖(だいしょう)不動明王」、東高遠の桂泉院にある「延命地蔵菩(ぼ)薩(さつ)」、西高遠の建福寺の「不空羂索(ふくうけんじゃく)観音」の他、1種類はデザインが事前に分からない限定フィギュアとする。高さは4・5センチほどで、市内企業の協力を得て製品化。11月7日に高遠町文化センターを発着点に開く「高遠城下石仏ウオーク2021」に合わせて販売する。ガチャガチャは1回300円の予定。

 高遠石工は江戸時代を中心に全国に出向いて制作。市によると、高遠町だけでも2200体を超える石仏、石造物が確認されている。「ガチャガチャを通じて、子どもも大人もわくわくしながら石仏の魅力に触れてほしい」と吉沢さん。小学生にはキャップ集めで資源の再利用にも関心を持ってほしいと考えた。高遠北小にも協力を依頼する。

 地域に残るさまざまな石仏でフィギュアをシリーズ化し、将来は全国展開も視野に入れる吉沢さん。この日は児童に、フィギュア400個を作るのにキャップ1万2500個が必要と説明し、「みんなの力で高遠の石仏を全国に広めよう」と呼び掛けた。児童会長で6年の伊藤美琴さん(12)は「桜以外の地域の魅力も大勢に知ってもらいたい。たくさん集めて、自分もガチャガチャを回してみたい」と期待していた。

高遠小の児童にキャップ集めへの協力を呼び掛ける吉沢さん(右)
フィギュアとして商品化する(左から)大聖不動明王、延命地蔵菩薩、不空羂索観音(伊那市提供)

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