〈アーカイブ 芦部信喜 平和への憲法学〉信濃宮神社造営への動員 軍国主義、強まる思想統制~第1部 源流伊那谷から④

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山腹に立つ信濃宮神社。勤労奉仕で造営された=大鹿村大河原上蔵

 信濃宮神社である。人けのない境内に立つと、さーっと風が吹き、木々をざわめかせた。

 神社は1940(昭和15)年、皇紀2600年の記念事業として長野県が創建に着手した。南北朝時代、大河原を拠点に南朝勢力の挽回を図った宗良親王を祭る。

 造営は日中戦争が泥沼化していた時…

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