大阪府内の生活保護受給者たちが、保護基準の大幅な引き下げは憲法25条違反と訴えた訴訟を中心的に担っているのは、地元の弁護士、小久保哲郎(56)である。生活保護問題に取り組むようになった原点は、一人のホームレス女性との出会いだった。弁護士になって3年目の1997年。日雇い労働者街、釜ケ崎…