森の赤鬼C・W・ニコル 日本時代Ⅰ(5) 空手道の精神を目の当たりに

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空手のポーズを決める30歳の頃のニコル

 C・W・ニコルが空手の修行の場として選んだのは、四谷にある松濤(しょうとう)館だった。大正時代に沖縄からこの武芸を本土に伝えたのが、松濤館の祖師船越義珍(ぎちん)である。東京にいくつもある空手の道場を訪ねた末にニコルが松濤館を選んだのは、自由な空気を感じたからだ。武芸の道場はとかく1人の師を神のようにあがめがちだ。ところが松濤館には…

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