書評「生き直す」(高峰武著) 再審無罪は終着点でなかった

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 免田栄さんは死刑が確定した後、初めて再審無罪を勝ち取った人だ。本書はその苛酷で真摯(しんし)な生涯を追った記録である。事件については概要にとどめ、獄中で過ごした34年間、そして、無罪となって「生き直した」日々が中心となっている。

 1948年、熊本県人吉市で一家4人が殺傷された事件で、当時23歳だった免田さんが…

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