「夢中」を生み出すブロック工場 工程にも「夢中」 【経済つくるゲンバ】カワダ長野事業所(後編)

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店頭展示用の作品。「姫路城」を6個同時に作っていたが「楽しい」とにっこり

 幼児も大人も夢中にさせるブロック玩具「ダイヤブロック」「ナノブロック」を生産するカワダ長野事業所(東御市)。極小サイズのナノブロックの生産工程を追った前編は、樹脂とマスターバッチ(着色剤)を配合し、39色あるブロックのもとになる固形状のペレットを作るところまでを見た。後編では、ペレットが慣れ親しんだブロックへと姿を変える。

(松沢佳苗)

■カラフルな樹脂がブロックに

 黄色、水色、白…。カラフルなペレットは、成形機に送られる。成形機ではまずペレットを再び溶かして液状にし、針穴ほどの細いノズルから金型に注入。金型の中で樹脂が冷えて固まると、金型が開き、ブロックだけが下に落ちる仕組みだ。

 工場には12台の成形機があり、それぞれ1日平均4、5回ほど金型を入れ替えながら、さまざまな形のブロックを作っている。工程に改良を重ね、一度に大量のブロックを作ることができるよう生産能力を高めた。

 事業戦略室の新保智史係長(49)と里見千博さん(35)が「この成形機の方が見やすいかな」「こっちはちょうど金型を交換してますよ!」と熱心に案内してくれる。

 「出来たてのブロックが落ちて…

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