世耕氏 狙う総裁候補 衆院くら替えで虎視眈々〈政界探見〉

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 自民党の世耕弘成(ひろしげ)参院幹事長が衆院へのくら替えを虎視眈々(たんたん)と狙っている。所属する安倍派内で、「本命不在」と指摘される党総裁候補に名乗りを上げて首相を目指すためだ。早ければ次期衆院選のタイミングで踏み切るとみられている。ただ、地元の選挙区事情や自身の置かれた状況が壁になる可能性もあり、すんなり実現するかは不透明だ。

 世耕氏は和歌山選挙区選出の当選5回。1998年の補欠選挙で初当選して以来約24年間、参院に身を置く。安倍政権で官房副長官、経済産業相などを歴任し、2019年に参院幹事長に就任。安倍派の参院グループ「清風会」会長も務め、派閥会長である安倍晋三元首相の最側近を自任する。

 世耕氏がくら替えを模索しているとの見方は以前からあった。昨年の衆院選前に、こちらも将来の首相の座を見据える林芳正氏が参院議員を辞職し、一足先に山口3区から出馬し当選すると、世耕氏も年明け以降は自らの意欲を隠さなくなった。世耕氏は先祖の墓がある和歌山県新宮市を含む和歌山3区に照準を定めているとされる。

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