コラム「硬面軟面」 アニメで考える「正しさ」(中村直志)

有料会員記事

 人気漫画・アニメの「進撃の巨人」と、ロシアによるウクライナ侵攻がどうしても重なって見えてしまう。

 進撃の巨人は、人を捕食する習性のある巨人から身を守るために高く築かれた壁の内側で暮らす人たちの視点で物語が始まる。ある日突然その壁が破られ、侵入してきた巨人が街を破壊し、人々を理不尽に殺す。その人たちにとって巨人は脅威であり悪でしかない。母親を食われた主人公は、巨人たちを「駆逐してやる! この世から…一匹残らず!」と決意し、兵士になって戦う。巨人と戦うのは壁の中の住民にとって「正しい」行為なのだ。

 しかし、物語途中から…

あわせて読みたい