千曲市の革製品製造販売会社「グルーバーレザー」が今春、鹿革製品の本格生産に乗り出した。素材は、有害鳥獣として長野市で捕獲されたニホンジカの皮を活用。食肉としての活用が進む一方、皮の多くは廃棄されている状況を知ったのがきっかけ。柔らかくて通気性にも優れた鹿革の良さを生かし、ポーチや財布にして売り出している。
同社の代表を務めるのは徳永直孝さん(44)=長野市。仲間と趣味で始めた革細工の面白さに取りつかれ…