コラム「硬面軟面」 新人研修=世代間ギャップを感じるだけの場ではない(平沢隆志)

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研修で、紙面レイアウトや見出しを担当する整理部デスク(右)の説明を聞く新人記者たち=4月、長野市の信毎長野本社

 新人記者の研修を2年前から担当しています。現在53歳。身体能力の加速度的な劣化は自覚せざるを得ませんが、まだまだ気は若いつもりです。ただ、30前後も年が離れた若者たちとのギャップは、さすがに大きいですよ。

 私の駆け出し時代、まだ身の回りに携帯電話は存在せず、持たされたのは、ただ鳴るだけの「ポケットベル」(通称ポケベル)。誰かが自分を呼んでいることだけが分かるヤツです。パソコンもなく、重くてでかい「ワードプロセッサ」(同ワープロ)で記事を書く。写真は白黒フィルム。取材先から大急ぎで支社に戻り、暗室に飛び込んで自分で現像していました。

 今、記者たちはパソコン、スマホ、デジタルカメラを携行し、記事も写真も現場から送ることができます。全く違った環境が当たり前の人たちに、私が当時の話をしたところで、「古(ふる)っ!」と…

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