【上高地の1世紀 歩みとこれから】⑧ 近代登山の礎「守る人々」  かつての表玄関 災害で荒廃進む「徳本峠」

徳本峠に続く登山道を整備する「古道徳本峠道を守る人々」の会員ら=5月16日

かつて上高地へのメインルートだった徳本(とくごう)峠(松本市安曇)を通る登山道。5月16日、崩れた土砂が道を覆い、行く手を阻んでいた。有志の会「古道徳本峠道を守る人々」の会員ら10人が整備に汗を流し、倒木を切るチェーンソーの音が峡谷に響く。「われわれがやらなければ、本当の廃道になってしまう」。代表の高山良則さん(77)=松本市=は言葉を強めた。

 登山道は松本市安曇の島々地区から標高約2100メートルの峠を越え…

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