働き方・生き方を考え直す ライターでフィンランド大使館勤務・堀内都喜子さん(47)=中野市出身・東京都

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■〈Goingマイウェイ首都圏発〉③

 大学3年生だった1995年の夏、留学先の中国遼寧省大連で同じ寮に住んでいた友人に誘われ、友人の母国フィンランドを初めて訪れた。サウナに入って湖で泳いだり、森でベリーを摘んだり。多くの人が夏を楽しんでいた。

 現地の人々の夏休みは4週間ほどで、仕事の日も午後4~5時には帰宅。それでも街の店には豊富に商品がそろい、経済は何事もなく回っていた。「どうしてこんなに豊かなのか」。ゆったりした暮らしぶりが強く印象に残った。

 それから25年余り。教育や男女平等の先進国として、国連「世界幸福度ランキング」で1位の国として、さまざまな面で注目されるフィンランドを、著書や講演のほか、同国大使館職員の仕事を通じて日本で伝え続けている。

 中野市出身。小学生の時、旧チェコスロバキアの合唱団員が公演で市内を訪れて交流したが、日本語のあいさつ以外、ひと言も話せなかった。「外国の人と話せるようになりたい」。中学時代はラジオ講座で英会話を学び、須坂高校(須坂市)を経て大学で国際関係学を専攻。卒業後は東京の日本語学校で働いた。

 2000年に留学で再びフィンランドへ…

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