監督が譲ったバットで快音鳴らす 信濃GSの大川、打撃に手応え

柳沢監督から譲ってもらったバットで右前打を放つ信濃・大川=5月22日、長野オリンピックスタジアム

 ルートインBCリーグ信濃グランセローズで主軸打者の大川陽大外野手の打撃が上向いている。大卒新人ながら開幕から4番を任されたが、結果を出せず苦戦。柳沢裕一監督から譲り受けたバットを使い始めると、コンパクトな振りで調子が上がり、北地区野手部門で5月の月間MVPを獲得した。飛躍を期す22歳は「自分に合っている」と手応えを感じている。

 三重高、名城大では4、5番を務めた。信濃では力みから始動が遅れて詰まる打球が目立ち、一時は打順も下がった。少しずつ状態が改善していた中、監督は「最後の一押しがない」と感じ、先端部に重心がある自身のバットを譲った。

 5月22日の巨人3軍との交流戦(長野オリンピックスタジアム)で使用。第2打席で右前打、次打席は左翼フェンス直撃の二塁打を放った。「力まず、確実に芯に当てることによって(状態が)変わった」。2割6分6厘だった打率は3割4分3厘に上昇した。

 「打球の初速度は上がっている」と監督。大川はバットを素直に出すことを意識し続けており、「良い時も悪い時も、一打席一打席を大事にしていきたい」と語った。

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