縄文の「井戸尻遺跡群」土器、全国の展覧会に

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埼玉県立歴史と民俗の博物館で展示されている井戸尻遺跡群の出土品(同博物館提供)

■地元研究者が唱えた「縄文時代に農耕が行われていた説」、注目集まる

 富士見町にある縄文時代の井戸尻遺跡群の土器など41点が、埼玉県立歴史と民俗の博物館(さいたま市)で始まった巡回展「発掘された日本列島」(文化庁主催)に出展されている。全国各地の発掘調査の成果や研究結果を紹介する巡回展で、今年は全5道県で開催。同遺跡群からの出土品を踏まえ、縄文時代に農耕が行われたことを示す説が唱えられており、専門家らが改めて注目している。

 巡回展は同博物館を皮切りに、今月から来年2月まで北海道、宮城、宮崎、奈良県で開き、全国の遺跡から集まった出土品など約520点を展示。井戸尻遺跡群を紹介するコーナーでは土器に加え、矢尻や耳飾りも並んでいる。

 同遺跡群は八ケ岳西南麓に点在し、縄文時代中期に栄えたとされる。地元住民らが発掘の担い手となり、出土した土器にはヘビやカエルなどをあしらった文様がある。発掘の中心となった諏訪市出身の考古学者…

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