五輪の存続に厳しさ 世界の経済と平和に懸念 【経済つくるゲンバ・特別編】軽井沢トップ・マネジメント・セミナー④

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軽妙な語り口で講演する水野正人さん

◤ミズノの水野正人相談役会長◢

 現在79歳で3日に1回はゴルフをやっています。まず世の中が平和でないとスポーツはなかなかできません。ロシアはプーチン大統領の極端な思い込みの結果、ウクライナへの侵攻に踏み切りました。これを踏まえてまず、世界全体像、民主主義の大切さを考えてみます。

 人類を脅かす三つのEがあります。一つは、epidemic(エピデミック、疫病)。新型コロナウイルスの世界的流行が世界経済、社会に影響を与えています。東京五輪・パラリンピックは1年延期。世論調査でも招致時点の2013年7月には9割が「日本にオリンピックが来ればいい」としていたのに、21年6月には7割がネガティブ(中止、無観客)な回答に。オリンピックバリューも下がりました。

 二つ目はenvironment(エンバイロメント、環境)。旅客機の羽田―福岡便を20年間操縦しているパイロットが、積乱雲が年々厚くなっていることに気が付いています。温暖化で海からどんどん水蒸気が上昇し、積乱雲となり、さらには局地的集中豪雨にもつながる。世界的には台風やハリケーンの威力も強くなっている…

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