水田に太陽光パネル 農業生産と発電両立へ 松本市で構想浮上

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太陽光パネルを模した覆いを設け、実証実験を進めている松本市四賀地区の水田

■農地維持へ期待の一方、景観に懸念の声

 松本市四賀地区の水田で農業生産と発電を両立させる営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の構想が持ち上がっている。米価の下落や後継者不足で耕作放棄地が増える中、新たな収入源を確保する狙い。一方、地域からは景観の変化を懸念する声もあり、構想を描く関係者は地域の理解を得ながら進めていくとしている。

 計画を主導しているのは同地区で建設会社を経営し、コメの生産も手がける藤森賢さん(58)。現在、自身が所有する…