木島平村の「食のアドバイザー」小岩井さん、活動本格化 地元産米粉を「チーズ」食感に変身!!

村産の野菜を使った料理を説明する古岩井さん(左)

 植物由来の食品の製造や販売を手掛ける「globalmeets(グローバルミーツ)合同会社」(東京)代表の古岩井翔子さん(41)=長野市=が、木島平村で食に関する活動の幅を広げている。飲食や加工品業者らにメニュー開発を助言する村の「食のアドバイザー」に4月に就任。「村にはいい食材が多い、村のためにやれることはたくさんある」と意気込む。

 「ここは米どころなんです」。今月3日、村内を歩いて交流を深めるイベント「あるコミュ」の後、古岩井さんは県内外の参加者ら約10人に地元食材を使った料理10品余を用意した。野沢菜の炊き込みご飯やナスを使った料理などがずらり。イベントを企画した兵庫県尼崎市の理学療法士、野瀬裕介さん(31)は「素材の味を感じる。めちゃくちゃうまい」と話した。

■植物由来の食事を勉強 ビーガン向け食事の知識も吸収

 古岩井さんは茨城県坂東市出身。中国・上海の大学を経て、東京都内の和菓子店や介護の現場で働いた。仲が良くなった終末期のお年寄りが亡くなることに耐えられず、心機一転しようと渡仏。イスラム教の戒律に…