信州のソウルフード「牛乳パン」の店 東京に開店 茅野市出身の女性

木村さんが東京・中目黒に開いた牛乳パンの店「まるせいゆ東京」

 茅野市出身の木村早苗さん(52)が東京都目黒区に信州のご当地パン「牛乳パン」の店を開いた。メーカー社員として長く中国や東南アジアで働いてきたが、新型コロナウイルスの影響で国内にいた2年ほど前、昔懐かしい牛乳パンに「再会」。オリジナル商品を作ってみたいと転身した。「牛乳パンは長野県のソウルフード。東京在住の県出身者にも楽しんでほしい」と張り切っている。

 店を構えたのは中目黒駅から徒歩数分の商店街の一角。約13平方メートルの店のカウンターに、北海道産バターを使ったクリームをたっぷり挟んだ牛乳パンが並ぶ。味はプレーン、コーヒー、イチゴ、バナナの4種類。一度に食べきれるように「手のひらサイズ」にした。価格は1個410円。

 木村さんは諏訪二葉高校(諏訪市)を卒業後、中国語を学ぶために台湾の台湾大に留学した。プリント基板用の検査機器を製造する県内外の…