ネズミさん、お外へ… カメラで見つけてドローンで追いかけ 信州の産学連携で新技術開発へ
建設資材・食品など卸業のヤマサ(松本市)と信州大工学部(長野市)、松本工業高校(松本市)は29日、食品倉庫に侵入したネズミを追い払う新システムを共同開発すると発表した。ネズミの姿を捉えたカメラの画像を人工知能(AI)が解析し、検知。倉庫内に設置したドローンに最適な接近ルートを指示し、威嚇する仕組みだ。来年5月の完成を目指しており、その後に商品化を検討する。
米穀の卸売りを手がけるヤマサには、取引先の米農家からネズミの食害に悩んでいるとの声が寄せられていた。現在の対策は、わなや薬剤による駆除が主流で、先進技術を取り入れることでより効果的に追い払えると判断。技術的なサポートを得ようと、信州大と松本工業高に共同開発を呼びかけた。
ヤマサは、原石の撮影画像をAIで解析し…