「声のチカラ」で社会に問う 自治会が集める赤い羽根共同募金、読者から疑問続々

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赤い羽根共同募金の募金袋。市町村によって、袋に募金の目安額を表記したり、募金額は「自主的な判断で」と表記したりと対応はまちまちだ

■一歩一歩~記者はこう考えている⑦ 牧野容光記者(長野本社)

 思わず聞き直したことを今でも覚えている。「えっ、本当にいいのですか?」

 昨年11月中旬。赤い羽根共同募金の取材をしていた時のことだ。実名での報道について、取材の相手方が二つ返事で「いいよ」と快諾してくれた。その相手は、東筑摩郡筑北村の…