「先が見えない。ずっと」 父急死、在留資格ない長野県内高2 公営住宅退去、働けず、進路も描けず

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退去を迫られた公営住宅で部屋を片づける女子生徒=12日夜

 春のような陽気となった12日、県内の公営住宅で高校2年の女子生徒(16)が自宅のごみをビニール袋に詰めていた。1月30日、在留資格を持つ日系ブラジル3世の父親(53)が亡くなり、2年間過ごした自宅を今月末で退去するよう求められている。行き先は決まっていない。

 女子生徒とタイ人の母親(49)、中学2年の弟(14)は在留資格がない…