痩せていないといけないの? 私は私 〈らしさ考〉㊤
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■ありのままの体形で堂々と
「女の子なんだからかわいくしなさい」「ランドセルは赤かピンクでしょ」「女は理数に弱い」―。社会にあふれる「女だから…」の言葉で、自分の生き方や外見を、否定されたように感じた経験はありませんか? 今、そうしたステレオタイプ(固定観念)に「NO」を唱え、自分らしさを見つめ、ありのままを受け入れようという動きが広がっています。3月8日は国際女性デー。私たちの社会にある見えない「枷(かせ)」とジェンダー平等について考えます。
■モデル 北原弥佳さん(24)=茅野市
「女としてかわいくないといけない。太っていたらダメ。きれいじゃないとダメ」「そんな価値観捨てて自分のために生きてたら今超Happy」
身長175センチ、体重85キロ。写真共有アプリ「インスタグラム」には、加工なしのありのままの自分。ふっくらとした体形のモデルとしてファッション業界で活躍する北原弥佳(みか)さん(24)=茅野市=だ。
両親は、同市で北欧料理のレストランを経営。「子どもの頃から食べることが大好き。食卓で、残った肉をいつも兄と取り合っていた」と振り返る。
そんな北原さん…