ゲームを通して意思疎通 発達障害治療にマインクラフト 信州大病院が臨床研究

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一緒にゲームをする患者(手前)や信大病院の職員たち。集団療法の臨床研究として、社会参加や余暇活動を支援する

■集団作業療法に活用 他者と交流するきっかけに

 子どもから大人まで夢中になるオンラインゲーム。依存性や心身に与える影響などネガティブな側面が取り上げられがちだが、他者と交流するきっかけにもなる。信州大病院(松本市)では、自閉スペクトラム症など発達障害の子どもの集団作業療法として、画面上の仮想世界で建築や街づくりを楽しむ「マインクラフト」(マイクラ)を使った臨床研究を始めた。被験者となる中高生約…