命運ぶバス 責任どこに 軽井沢町スキーバス事故 きょう8日判決
北佐久郡軽井沢町の国道18号碓氷バイパスで2016年1月に大学生ら15人が死亡したスキーツアーバス転落事故で、業務上過失致死傷罪に問われた運行会社「イーエスピー」(東京都羽村市)の社長、高橋美作(みさく)被告(61)と運行管理者だった荒井強被告(54)の判決公判が8日、長野地裁で開かれる。事故発生から約7年5カ月。遺族らが願う原因究明はかなうのか。安全管理に力を注いできたバス業界も司法の判断に注目している。
■遺族「13人の死に向き合って」
「運行会社は、いつ事故が起きてもおかしくない不十分な運行管理をしていた。責任が問われなければ、そんな会社が存在しても許されることになる」
遺族会「1・15サクラソウの会」代表で次男の寛(かん)さん=当時(19)、首都大東京(現東京都立大)2年=を亡くした田原義則さん(57)は5月28日、自宅がある大阪府吹田市で語った…