軽井沢のスキーバス事故、社長と運行管理者に実刑 長野地裁判決

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軽井沢スキーバス転落事故の判決公判が開かれた長野地裁の1号法廷(開廷前)=8日午後1時48分、長野市

■会社側の責任認める

 北佐久郡軽井沢町で2016年1月に起きたスキーツアーバス転落事故で、長野地裁(大野洋裁判長)は8日、業務上過失致死傷罪に問われた運行会社イーエスピー(東京都羽村市)の社長高橋美作(みさく)被告(61)に禁錮3年、運行管理者だった荒井強被告(54)に禁錮4年の判決を言い渡した。ともに求刑は禁錮5年。両被告は無罪を主張していたが、大学生ら計15人が死亡した事故の重大さを踏まえ、会社側の責任を認めた。

 昨年12月まで14回開いた公判で、検察側は高橋被告について、死亡した男性運転手=当時(65)=が大型バスの運転経験が少ないと報告…