長野県のガソリン価格、大幅値下げ 背景に県民の「厳しい目」 レギュラー4円70銭安

長野市若槻東条の給油所でレギュラーガソリンを入れる利用客=21日

 レギュラーガソリン価格が、前回調査(11日時点)と比べて4円70銭値下がりした長野県。値下げ幅は都道府県の中で4番目に大きい。長野は5月下旬から今月4日まで16週連続で全国最高値を記録したが、19日時点の今回調査で高い方から10番目に順位が下がった。販売事業者が大幅な値下げに踏み切った背景には、県民の「厳しい目」があるとの声がある。

 相馬商事(佐久市)が経営する長野市若槻東条の「ENEOS セルフ若槻SS」。午後8時ごろ、給油に訪れた自営業の男性(50)は「あっという間に180円前後に下がった」と驚いた。県外の知人からは「長野はガソリンが高いから遊びに行かない」と言われたという。値下げを歓迎しつつ、「国の補助金が入っているというが、どうやって価格が決まるのか知りたい」と首をかしげた。

 同給油所では16日、レギュラー価格(非会員)を5円値下げして181円に…