県立大生「三方よし」の商い 消費拡大推進へ 長野市街地で販売

訪れた客にリンゴをPRする県立大の学生(左)

 長野市のながの東急百貨店で19日、長野県立大(長野市)の学生が県産の旬の果物や、市内の洋菓子店の協力を得て考案した焼き菓子を販売した。県産品の消費拡大を推進する県事業「しあわせバイ信州運動」の一環で、学生が企画した。

 同市の「道の駅信州新町」から仕入れたリンゴの「シナノゴールド」や「サンふじ」、県産リンゴのジャムを使ったシフォンケーキなど5品を用意。ケーキ作りでこだわったことなどを説明しながら販売した。リンゴを買い求めた同市川中島町の和田直也さん(40)は「お手頃な値段で買えてよかった。家族で食べたい」と笑顔だった。

 学生たちにはこれまで、県産牛乳を使った「甘酒ドリンク」、道の駅と連携した農産物詰め合わせの販売といった実績も。グローバルマネジメント学部3年の手塚英里さん(21)は「北信から南信まで取り扱う商品を増やして、今後も継続していきたい」と意気込んでいた。