豊科北中1年生がしめ縄作り 年内に巨大にして昇降口に

稲わらでごぼうじめを作る生徒

 安曇野市豊科北中学校の1年生127人が、稲わらを使った正月用のしめ縄作りに取り組んでいる。21日は1組の生徒28人が美術の授業で、「ごぼうじめ」と呼ばれるしめ縄を1人1本ずつ作成。年内に4クラス分のごぼうじめ約120本を使って巨大なしめ縄を作り、学校の昇降口に飾る予定だ。

 この日は、地域で正月飾りの作り方などを教えている住民2人が生徒に作り方を教えた。生徒は稲わらを束ねてねじるように編み、苦戦しながらもごぼうじめを作り上げた。堀晴空(はるく)さん(13)は「わらをまとめるのが難しかったけれど、楽しくできた。飾るのが楽しみ」と話していた。

 授業は県内有数の米どころである同市の暮らしに触れる目的で企画。生徒らは10月以降、稲わらを使ったほうきや正月のしめ飾りを作ってきた。