民泊施設が相次ぎ3軒オープン 移住者が古民家リノベ 辰野町
辰野町で今年、民泊施設の開業が相次いでいる。いずれも古民家を改装し、移住者が運営する3軒がオープン。「関係人口」の創出や定住促進の拠点の役割も担う。新型コロナの収束後を見据え、訪日観光客の回復や滞在地で余暇と仕事を両立するワーケーションの広がりに備える。
民泊仲介サイト大手の日本法人、エアビーアンドビージャパン(東京)と町の包括連携協定に基づく支援金を活用し、横川で2軒、小野で1軒が開業。地元住民でもある運営者との交流を楽しみ、辰野町での暮らしを体感できる。
京都市出身の金井一記さん(36)と妻歩実さん(28)が横川で営む「Oto&(オトト)」は古着店兼自宅だった古民家を改修し、1月から宿泊客を受け入れている。谷あいで騒音が少なく、楽器演奏も楽しめる。歩実さんは「いい音を楽しんでほしい」。
小野の「おいと間(ま)」は、東京都から移住した北埜(きたの)航太さん(28)と実紗さん(28)の夫婦が…