リニアトンネル労災隠し 再発防止要請へ 長野労働局、JR東海などに
■書類送検発表
長野労働局は14日、飯田市のリニア中央新幹線トンネル工事で4月に起きた労働災害を隠したとして、飯田労働基準監督署が労働安全衛生法違反容疑で下請け業者の成豊(せいほう)建設(本社・東京)と同社長野作業所(飯田市)の男性所長(61)の書類を地検飯田支部に送ったと発表した。同労働局は今後、事故が発生した工区の工事を請け負う共同企業体(JV)、発注者の鉄道建設・運輸施設整備支援機構、同機構に工事を委託したJR東海に対し、文書で再発防止などを要請する。
同労働局などによると、4月20日、飯田市の「中央アルプストンネル松川工区」の本坑トンネル工事現場で…