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松本 ホテル続々開業へ 来年夏以降 市街地に3施設

 松本市中心部で2019年夏以降、ビジネスホテルが相次いで開業する。ホテルチェーンのエフ・イー・ティーシステム(東京)が松本城の西側、同業の東横イン(東京)と有料老人ホーム運営のはれコーポレーション(岡山市)が松本駅近くに建設を計画=地図。ビジネス客だけでなく、2020年東京五輪に向けて増えている訪日客への期待も大きいようだ。

 エフ・イー・ティーシステムは松本城から西に約300メートル離れた城西1に、5階建てのホテルを建設予定。19年末〜20年初めの開業を目指す。担当者は観光客を主な客層に想定し、「城まで気軽に歩ける利便性と、上層階から城を眺められる景観が他社にない強み」と説明。客室は約120室。ビアホールやレストランの設置も検討している。

 北陸新幹線(長野経由)が通る長野市に比べ、東京や関西方面との移動に一定の時間がかかる松本は「ビジネス客の宿泊需要も高い」と予想。年間稼働率は80%以上を目標とする。料金は未定だが、「ワンランク上のビジネスホテル」を掲げている。

 はれコーポレーションは松本駅東口から北に約250メートル離れた中央1に、全153室の9階建てホテルを19年8月に開業予定。担当者は、松本市に温泉地や上高地があり、黒部ダム(富山県立山町)にも近いことから「訪日客を期待できる」と強調。近隣を含めて企業の拠点が多く、ビジネス需要も見込んでいる。

 ゆとりのある滞在時間を提供したい―と、部屋はダブルルームから。1泊の基本料金は約8千円。和食レストランも運営する予定だ。年間稼働率は90%を目指す。

 東横インは松本駅東口から南に約100メートル離れた深志1に、全333室の13階建てホテルを19年7月に開業する計画。松本駅前では、中央2の東横INN(イン)松本駅前本町(253室)に次いで2施設目となる。

 広報担当者は「観光客は宿泊費を節約する傾向で、ビジネスホテルの需要が伸びている」と説明。新しいホテルの基本料金は、シングルで1泊6千円前後とする見通し。訪日客需要を追い風に「両ホテルの年間稼働率はともに80%を目指す」としている。

(7月25日)

長野県のニュース(7月25日)