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「県営業本部」早期に設置 3選の阿部氏意欲

選挙戦から一夜明け、記者会見する阿部守一氏=6日午前9時9分、長野市選挙戦から一夜明け、記者会見する阿部守一氏=6日午前9時9分、長野市
 知事選から一夜明けた6日午前、3選を果たした阿部守一氏(57)は長野市内で記者会見した。公約に掲げていた物産振興や長野県のブランド化を進めるための組織「県営業本部」(仮称)について、早期に設置したいとの考えを明らかにした。「長野県の売り込みや発信は、農政、観光など部局ごとに縦割りの感があった」と指摘。常設組織の同本部を新設することで、「トータルで長野県のモノやコト、価値を発信できる体制を考えたい」と述べた。

 産業振興については、「生活を支える上で極めて重要。選挙戦でもかなり訴えた」と強調。人工知能(AI)やあらゆるものがネットワークでつながるIoT(モノのインターネット)といった先端技術の活用を検討する組織を新設する考えを改めて示した。地域内で経済を循環させ、雇用を生み出すことなどを通じて、「若い人が中山間地でも定住できる取り組みを具体化する」とも述べた。

 猛暑の中での選挙戦で学校へのエアコン設置が論点に上がった点を踏まえ、「優先順位や財源確保を検討しなければならない。(県立学校を所管する)県教委に前倒しで設置するよう要請し、県教委の考え方をまとめてもらいたい」とした。市町村が所管する小中学校については「国に財政支援を要請していく必要がある」と話した。

 投票率が2014年前回選の43・56%を0・28ポイント下回り、過去最低の43・28%となったことに対して「政治に関心を持ってもらうことが重要。これからもできるだけ県内各地を回り、多くの県民と対話するよう努力したい」と説明。前回選を9千票近く上回る63万票余の得票については「県民の皆さんに感謝したい。支援を私自身の力に変えて県政に全力で取り組む」とした。

 与野党5党や県会各派、各種団体の支援を受けたことには「県政は私だけの力では進まない。多くの皆さんと思いを共有し、私自身の考え方をしっかり打ち出しながら、県民から選んでもらったリーダーとして責任を持って方向付けをしていく」と述べた。

(8月6日)

長野県のニュース(8月6日)