長野県のニュース

心和むおみくじ プレス加工の茅野工業、技術生かし端材活用

金属の端材で作ったキーホルダー金属の端材で作ったキーホルダー
 プレス加工の茅野工業(茅野市)は事務所におみくじを置き、くじを引いた訪問客に金属の端材で作ったキーホルダーと占い文を記した紙を渡している。キーホルダーは星や犬など6種類の形がある。占い文はキーホルダーの種類に対応しており、「一番星として輝き、皆から信頼され、頼られる」「職場でも家庭でもオンリー『ワン』の存在」など、客を前向きな気持ちにしてくれる内容だ。

 同社は精密加工を得意とする茅野市の3社とおみくじを作り、「開運おみくじ」と名付けて2016年の諏訪圏工業メッセで展示した。数字を彫り込んだ串や、串を収める筒、占い文に添えて渡すキーホルダーを各社が分担して製造。メッセ終了後に茅野工業がおみくじを引き取り、事務所に置いた。

 キーホルダーは幅2〜3センチ。同社の主力の半導体製造装置や自動車に搭載する部品を作る際の端材を自社製の金型でプレスして作っている。星、犬のほか、ハート、猫、ウサギ、ゾウの形がある。

 同社は1971(昭和46)年創業。従業員は20人足らずだが、少量多品種生産と短納期が強み。ゾウの占い文では「技術を磨き増産につなげます」、猫は「猫の手も借りたいほどの仕事量も喜んで受けます」など、受注の意気込みをアピールすることも忘れていない。

 小川武彦社長(67)は「おみくじを引いた人がほのぼのとした気持ちになり、茅野工業の存在を頭の片隅に置いてもらえたらうれしい」と話している。

(8月9日)

長野県のニュース(8月9日)