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レトロな「横丁」松本に 「かめや」が13飲食店の複合施設

 たこ焼き店などを全国でチェーン展開する「かめや」(諏訪郡原村)は2019年3月、松本市の松本駅お城口(東口)近くに13軒の飲食店を集めた新業態の複合施設「松本ハシゴ横丁」を開業する。増加する訪日客や、松本市中心部で相次ぐビジネスホテルの建設計画を受け、集客が見込めると判断。異なる業態の店舗が軒を連ね、気軽に飲み歩きできる「横丁」の魅力を前面に打ち出す。

 立地は同駅の南東側にあるアルピコプラザホテル1階。このビルを所有する赤羽不動産(松本市)から路面側の約530平方メートルを借りる。横丁に出店する1軒当たりの店舗面積は20〜31平方メートル。現在、同じ場所で井上(同)が運営する婦人服専門店「ラミューズアイ」は18年9月、百貨店の井上本店(同)に店舗を縮小して移転する。

 かめやの亀原和成社長は横丁形式での出店について「信州の食べ物と、客同士が交流しやすい店づくりが特徴」と説明。コンパクトな店舗内に肩が触れ合うほどの間隔で席を配置し、客が気軽に会話を楽しめるようにする。こうした店づくりは、同社のグループ会社が県内外で運営する、たこ焼き居酒屋「タコとハイボール」でも採用しており、幅広い世代の男女を集客する強みになっているという。

 亀原社長によると、近年は業態が異なる飲食店が一堂に会した横丁スタイルの複合施設が全国的に人気を集めている。昭和を感じさせるレトロな雰囲気や地元の食べ物に加え、「地元の住民と気軽に触れ合える店づくりが観光客を呼び込んでいる」という。

 かめやが横丁全体を運営管理し、店舗設計・デザインを手掛けるワークスゼロ(諏訪郡下諏訪町)が設計・施工、テナント誘致を担う。横丁に出店する店舗はジビエ(野生鳥獣肉)料理やそば、ジンギスカンなど幅広く想定。県内各地で人気の飲食店に声を掛け、出店希望者も募る。

 各店舗はカウンター越しの接客が基本。亀原社長は、小規模な店を少人数スタッフで回すことから低コストで運営できると説明。「互いの相乗効果で集客力や回転率を高められる。大人が楽しめる魅力的な施設にしたい」とする。長野市や県外へのチェーン展開も視野に入れている。

 出店希望者を対象とする説明会を、20日午前10時からアルピコプラザホテル2階で開く。問い合わせはワークスゼロ(電話0263・88・2460)へ。

(8月9日)

長野県のニュース(8月9日)