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夏風邪「ヘルパンギーナ」 県内で大流行

 子どもがかかりやすい夏風邪の一種「ヘルパンギーナ」が、県内で大流行している。定点把握する医療機関(小児科)での患者数は、5日までの1週間(第31週)で1医療機関当たり9・89人と、1医療機関当たり6人の警報レベルを2週連続で上回った。県によると、週単位では過去5年間に最も多かった2014年第32週の10・06人に次ぐ多さとなっている。

 ヘルパンギーナは、突然の発熱や喉の痛み、口内の水疱(すいほう)性発疹などの症状が出る。感染した人の便、くしゃみやせきのしぶきなどに含まれるウイルスにより感染する。

 県内の1医療機関当たりの患者数は7月8日までの第27週で1人を超えて以降増加。同29日までの第30週は8・57人で、国立感染症研究所の感染症発生動向調査週報(速報データ)によると、全都道府県で最多だった。

 第31週の県内患者は2歳が最も多く、1歳、3歳が続いた。保健所別では松本が14・7人で最多。佐久、諏訪、伊那を除く8保健所で警報基準を上回った。

 県保健・疾病対策課によると、近年は14、16年と隔年で患者数が多い。流行のピークは7月下旬から8月上旬で、子どもたちが保育園などの集団生活から離れるお盆にいったん収まった後、再び患者数が増える傾向という。

 同課は「9月いっぱいくらいまで、ある程度流行するのではないか」と予測。手洗いの励行、集団生活でタオルの共用を避けるなどの注意を呼び掛けている。長野市の田中小児科医院の田中悟院長も「感染した子どもがトイレを済ませた後や、おむつを替えた保護者の手洗いを徹底してほしい」としている。

(8月9日)

長野県のニュース(8月9日)