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ざざ虫「おいしい」 総文祭の高校生が信州の食文化体験

ざざ虫のつくだ煮を食べる福岡大付属大濠高新聞部の生徒たち=9日、県庁ざざ虫のつくだ煮を食べる福岡大付属大濠高新聞部の生徒たち=9日、県庁
 信州総文祭に参加する高校生が9日、信州の食文化に触れた。福岡大付属大濠高校(福岡市)新聞部3人は長野市の県庁で昆虫食文化を取材。ボランティア部門の42人は下伊那郡阿智村清内路地区で、住民から郷土食の作り方を教わった。

 福岡の3人は、県内への訪問を生かし、昆虫食を高校の新聞で紹介することにした。生まれて初めてざざ虫のつくだ煮を試食。おそるおそる口に運んだ生徒は「おいしい」と驚きの表情に代わった。

 昆虫食文化の発信に取り組む「信州昆虫食コンソーシアム」の県職員から、栄養が豊富なことや、「昆虫を捕まえてみんなで一緒に食べることは楽しい」と聞いた。部長で2年の坂井恵輔さん(16)は「昆虫食は長野県の文化として根付いていると実感した」と受け止めた。

 阿智村清内路地区を訪れた生徒は、地域おこしをテーマにしたフィールドワークの一環。地元の「家庭料理を味わう会」の6人に、五平餅や伝統野菜「清内路黄いも」を使った煮ころがしなどの作り方を教わった。北海道から訪れた女子生徒は「五平餅は知らなかった」。諏訪清陵高校(諏訪市)2年の小口颯大(そうた)さん(17)は「共通の料理を集まって作ることで地域の結束力が強まる」と話していた。

(8月10日)

長野県のニュース(8月10日)