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御嶽山頂部 26日規制解除 木曽町方針 遺族ら入山皮切り

噴火警戒レベル1で入山規制が続いている御嶽山の黒沢口登山道の二ノ池付近=2017年8月噴火警戒レベル1で入山規制が続いている御嶽山の黒沢口登山道の二ノ池付近=2017年8月
 2014年9月の噴火後、入山を規制している御嶽山山頂部について、木曽郡木曽町が26日に同町側から山頂までの登山道の規制を解除する方針を固めたことが4日、分かった。遺族や行方不明者の家族の意向を踏まえ、遺族らに入山してもらった後、一般登山者の規制を解除することを検討中。長野、岐阜両県や周辺市町村などでつくる御嶽山火山防災協議会が5日に岐阜県高山市で開く幹事会で説明し、メンバーの意見を聴いた上で最終的に決定するという。

 木曽町によると、山頂近くの御嶽頂上山荘跡地に約90人が逃げ込めるシェルター(退避壕(たいひごう))3基の設置が完了し、登山道の整備もほぼ終わったことから、規制解除の方針を固めた。登山者に向けては、町内の登山道にある各山小屋で安全啓発に取り組むという。

 御嶽山は14年9月の噴火で死者58人、行方不明者5人を出した。気象庁が昨年8月に噴火警戒レベルを1(活火山であることに留意)に引き下げた後も、木曽町と同郡王滝村、岐阜県下呂市は火口からおおむね1キロ圏内で規制を続けてきた。王滝村と下呂市は今回、安全対策がまだ不十分などとして規制を続ける。

 御嶽山では、1979(昭和54)年10月に起きた有史以来の噴火の際は、81年の夏山シーズンから山頂まで登れるようになった。

(9月4日)

長野県のニュース(9月4日)