長野県のニュース

上松の伝統芸能、稽古に熱 上若連、6日の「芸習い」で披露

6日の「芸習い」に向けて、稽古に力が入る上若連の人たち6日の「芸習い」に向けて、稽古に力が入る上若連の人たち
 上松町で江戸から続く獅子狂言などを継承している「上若連」は、6日夜に若宮八幡宮で地歌舞伎などを披露する「芸習(ざら)い」を前に、熱心に稽古をしている。ここ数年、新たな加入者が少ないが、5月に県文化財保護協会から文化財保護功労者として表彰を受けたのを機に、新たな担い手を育てたい考えだ。

 上若連の狂言獅子には、獅子頭をかぶる女形が登場。幕末に三河地方(愛知県東部)から伝わったとされる。芸習いは例年、諏訪神社例祭の奉納芝居として宵祭りの前夜に行っており、お盆すぎから毎日稽古をしてきた。今年は18ある演目のうち「佐倉惣五郎」「阿波の鳴戸」「曽我兄弟」など八つを上演する予定だ。

 約240人の男性会員のうち、主に、18〜37歳の「若」と、38〜59歳の「中老」が出演する予定で、60歳以上の「大老」が指導している。今年は1人新加入者がいたが、その前の4、5年は新たな加入者がなかった。

 文化財保護功労者の表彰を受け、若連年長頭の山田良輔さん(37)は「長年やってきたことの大切さが再確認できた。若い人が入ってくることにつなげたい」。もう一人の若連年長頭の前野健太郎さん(37)も「先輩たちが守ってきたものを、途切れさせないようにしたい」としている。当日は午後7時半に上演が始まる。

(9月5日)

長野県のニュース(9月5日)