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法テラス 松本の事務所 閉鎖方針 弁護士が少ない地域へ新設検討

 法的トラブルを抱えた人を支援する日本司法支援センター(法テラス)が7日までに、松本市の松本地域事務所を本年度中に閉鎖する方針を固めた。過疎地・弁護士不足地域の全国39カ所に置く地域事務所の再配置の一環。弁護士が増え、業務を民間で担えると判断した。一方、弁護士が比較的少ない地域への新設を検討していく。

 松本地域事務所は2006年10月、中南信地方の拠点として、地裁松本支部近くで業務を開始。常勤弁護士1人が経済的に余裕がない人への無料相談や裁判所からの求めに応じた容疑者・被告の国選弁護を担ってきた。

 一方、司法制度改革で全国的に弁護士数が増加し、法テラスの存在が「民業圧迫だ」との指摘が一部にあったという。県弁護士会によると、中南信の弁護士数は06年4月の60人から今年4月に116人に増えた。

 法テラス本部(東京)によると、松本地域事務所の業務は法テラスと契約した民間弁護士らが担う。ただ、金銭面などで民間弁護士が受任できないケースがあるとみて「早めに新事務所の設置を考えたい」としている。木曽地域などが候補になり得るという。

 県内ではほかに長野市に長野地方事務所がある。

(9月8日)

長野県のニュース(9月8日)