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坂本弁護士一家「救う会」 死刑執行後初 大町の現場で慰霊

坂本一家の慰霊碑に花を手向ける山内弁護士ら=9日、大町市坂本一家の慰霊碑に花を手向ける山内弁護士ら=9日、大町市
 オウム真理教元幹部らによる坂本弁護士一家殺害事件(1989年)で、坂本堤弁護士=当時(33)=の長男龍彦ちゃん=当時(1)=の遺体が見つかった大町市の現場を9日、「坂本弁護士と家族を救う全国弁護士の会」の弁護士ら18人が訪れた。教団元幹部ら13人の死刑執行後、同会が訪れたのは初めてで、一家の冥福を改めて祈った。

 大町ダム近くの高瀬渓谷緑地公園に設けられた一家3人の慰霊碑に、松本市の山内道生弁護士(71)らが花を手向けた。この日、初めて訪れた弁護士もおり、慰霊碑の説明を受けるなどしていた。

 山内弁護士は「オウムのような集団が生まれる可能性はいつでもある。今後もカルト対策を考える必要がある」と強調。坂本弁護士の先輩だった横浜法律事務所の小島周一弁護士(62)は「3人のことを思うと今もやり切れない。反社会的な事件が起きない世の中になって初めて、3人に良かったねと声を掛けたい」と話していた。

(9月11日)

長野県のニュース(9月11日)