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白馬を古民家リゾートへ 白馬観光開発が新会社設立

「旅籠まるはち」の宿泊施設に改装した古民家の外観イメージ「旅籠まるはち」の宿泊施設に改装した古民家の外観イメージ
 北安曇郡白馬村のスキー場「白馬岩岳スノーフィールド」などを運営する白馬観光開発(白馬村)は13日、同スキー場がある新田・切久保地区の古民家を再生し、リゾート地として開発する新会社を設立したと発表した。街並み全体を観光資源として一体的に捉え、外国人を含む富裕層向けに「高級古民家リゾート」として滞在を促す。手始めに、再生した古民家を含む3棟を一つの宿泊施設として12月に開業する。

 開業する宿泊施設の名称は「旅籠(はたご)まるはち」(仮称)。築約150年の古民家を含む元民宿2棟を借りて今月から改装。計20室余の客室を約35〜140平方メートルの7室に造り替える。古民家の特徴を残しつつ、バス・トイレ、キッチン付きで長期滞在できるように改修。運営は、宿泊施設や飲食店を展開するFUNNY(ファニー、東京)に委託する。最も高い客室料金は1泊12万〜15万円を想定する。

 残る1棟は、飲食店となっている村所有の古民家「庄屋まるはち」を活用。3棟は近距離にあり、フロント、レストラン機能は庄屋まるはちが担う。地区内で後継者不在などを理由に民宿を廃業したい経営者がいれば、「旅籠まるはち」の1棟として組み入れていく構想も描いている。

 新会社の名称は「自然と伝統の融合した白馬岩岳の街並み活性化」。県内10金融機関と地域経済活性化支援機構(東京)が出資する「ALL信州観光活性化ファンド」などと連携し、8月30日に設立した。社長には白馬観光開発の和田寛社長が就任。同ファンドが投融資した1億円余などを元民宿の改装に充てる。

 白馬村内で記者会見した和田社長は「今まで地域にはなかった宿のスタイルをつくり上げる」と説明。「街並み全体をひとつの高級古民家リゾートホテルの形にしていきたい」と話した。

(9月14日)

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