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大型の翡翠、御代田で出土 縄文時代のペンダント、可能性

ソバ畑で見つけた翡翠を手にする神津さんソバ畑で見つけた翡翠を手にする神津さん
 御代田町豊昇の農業神津一義さん(71)の畑から、縄文時代にペンダントとして使われたとみられる翡翠(ひすい)が出土した。「大珠(たいしゅ)」と呼ばれる大型の翡翠。神津さんがソバ畑をトラクターで耕している際、偶然見つけた。県埋蔵文化財センター調査2課長の川崎保さん(考古学)によると、縄文時代中期後半(約4500年前)の遺物とみられ、浅間山麓から翡翠の装飾品が見つかるのは珍しい。

 見つかった翡翠は縦約6・2センチ、横約3・2センチ、厚さ約1・4センチの「おの型」で、重さ55グラムほど。艶のある緑色をしている。穴が一つ開いており、直径は片側が5ミリ、もう片側が9ミリ。ひもを通し、首飾りなどの装飾品として使われたとみられる。

 ソバ畑は縄文中期から後期にかけて集落があった宮平遺跡に含まれる。神津さんは7月、畑で「白っぽく光る石」を発見し、同町の浅間縄文ミュージアムに届けた。

 近く同ミュージアムが公開する予定で、堤隆館長(56)は「鮮やかな色合いをしており、しかも大珠。出土例はあまりない」。川崎さんは「6センチある翡翠は大きい方。御代田の拠点的集落である宮平遺跡の再評価につながるのではないか」と話している。

(9月29日)

長野県のニュース(9月29日)