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降る火の粉 清内路の心意気 「手作り花火」奉納

回転しながら激しく火の粉を噴き上げる「花傘」=7日午後8時23分、阿智村清内路回転しながら激しく火の粉を噴き上げる「花傘」=7日午後8時23分、阿智村清内路
 下伊那郡阿智村清内路に江戸時代から伝わる「手作り花火」(県無形民俗文化財)が7日夜、上清内路諏訪神社に奉納された。台風25号の接近に伴い日程を1日延期して開催。台風一過の夜空に、星が埋め尽くすように金色の火花が散った。

 上清内路地区の住民らによる「上清内路煙火同志会」が15種類の仕掛け花火を用意。約90センチの円盤4枚が上下に並び、下から順に連鎖的に火を噴き出す「昇龍(のぼりりゅう)」は難しい仕掛けというが、竜が天に昇るイメージを花火で表現した。

 他にも上下に三つ並んだ傘が回転しながら火の粉を散らす「花傘」などを次々と披露。同志会員が火の粉を掛け声とともに全身で受け止めると、勇壮な光景に観客から大きな拍手と歓声が湧いた。

 地元の原朱里さん(24)は「花火は清内路の代名詞。火の粉を浴びる姿にロマンを感じる」と見入っていた。

 清内路には手作り花火の団体が二つあり、13日夜には下清内路地区の「下清内路煙火有志会」が下清内路諏訪神社・建神社で花火を奉納する。

(10月8日)

長野県のニュース(10月8日)