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カラタチ、青空を刺す 安曇野

鋭いとげと黄色い実の対比が美しいカラタチ=安曇野市鋭いとげと黄色い実の対比が美しいカラタチ=安曇野市
 安曇野市穂高北穂高の高橋光明さん方の庭にある樹高5メートル弱のカラタチ。一般的に生け垣として使われる際は2メートルほどに刈り込まれるため、その高さが際立つ。

 幹回りは約80センチあり、二股に分かれてそびえ立つ。見上げると鋭くとがった枝の中に、真ん丸の黄色い実が青空に映える。

 落ちている実を手に取ると、かんきつ系の爽やかな香りが広がる。大きいものはゴルフボールほどあり、細かい毛がうっすらと表面を覆っている。種が多く食用には適さないが、果実酒などに使う人もいる。

 カラタチの苗はミカン苗の接ぎ木に使われるため、高橋さん方には育苗業者が種を採るため実の収穫に訪れる。多い年は約80キロにもなるが、今年は40キロほどだった。

 カラタチは春先に白い花を咲かせ、葉はアゲハチョウの幼虫の餌になる。夏には周囲に羽化したクロアゲハが飛び交う。それぞれの季節ごとに美しい表情を見せている。

(10月11日)

長野県のニュース(10月11日)