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学んだ技術で神社、立派に 松本技術専門校の2人が奉仕

建屋に格子を取り付ける(左から)岡野さんと飯浜さん建屋に格子を取り付ける(左から)岡野さんと飯浜さん
 松本技術専門校(松本市)の建築科建築大工専門コースの2人が10日、松本市入山辺の神社「南方秋葉社」で、同校で学んでいる技術を生かした奉仕活動をした。地元の南方町会から依頼を受け、昨年11月に同校が老朽化に伴い建て直した建屋にさらに格子を取り付けた。

 秋葉社は江戸時代後期、地元が大火に見舞われたことから、火災が起きないよう祈願して建てられたとされる。本殿が入る建屋を建て直した際に、地元住民から「格子を付ければもっと立派になる」との声が上がったという。

 依頼を受けた同校が声を掛けたのは、ともに2年の岡野登志男さん(40)と飯浜瑞熙(みずき)さん(25)。2人は事前に角材にしたヒバを組み合わせて縦約1・3メートル、横約1・7メートルの格子を用意。この日は同校の指導員とともに、建屋の開口部に枠材を取り付けて格子をはめ込んだ。建屋の上部に天井板も取り付けた。

 飯浜さんは「格子を作るのは初めてで、精度が求められて難しかった」。岡野さんは「住民の神社への思いを感じた。なかなか経験できない仕事だった」と満足そう。町会役員の原田範久さん(68)は「求めていた物を作ってもらい、ありがたい。本殿を守るためにも(格子で)囲った方が良く、格調も高くなる」と話していた。

(10月11日)

長野県のニュース(10月11日)