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「信州棚田ネットワーク」、来年2月に設立へ

飯田市千代の「よこね田んぼ」。よこね田んぼ保全委員会が子どもたちを毎年、田植えに招いている=今年5月飯田市千代の「よこね田んぼ」。よこね田んぼ保全委員会が子どもたちを毎年、田植えに招いている=今年5月
 県は来年2月、県内の棚田の情報を発信、共有する「信州棚田ネットワーク」を設立する。専用のホームページの開設やイベントを開催することで、各地で保全活動に取り組む団体同士の情報共有や、棚田のPRを進める。棚田は平地の田んぼに比べて労力が必要な一方、収量は少ない。県によると、高齢化などで担い手が減って耕作放棄地が年々増えており、新たな担い手の確保にもつなげたい考えだ。

 県内には、農林水産省の「日本の棚田百選」に選ばれた棚田が16カ所ある。保全団体などからは「他の保全団体がどんな活動をしているか知りたい」「棚田に来たいと思う人が情報を得られる場所をつくってほしい」などの声が出ており、ネットワークの設立を決めた。

 ホームページは来年2月に開設予定。棚田でのイベントやオーナー募集といった情報などを掲載する。ネットワーク主催でイベントを開くほか、勉強会も企画する。

 保全団体などの会員を募集中。9月20日時点で、長野市、上田市、飯田市、飯山市、千曲市、下伊那郡豊丘村、同郡根羽村、上水内郡飯綱町の8市町村と、「稲倉の棚田保全委員会」(上田市)、「よこね田んぼ保全委員会」(飯田市)などの5団体が参加している。

 県農地整備課は「会員を企業や学校にも広げることを想定している。田植えや稲刈りなどを手伝ってもらい、人手不足解消につなげたい」としている。会費は無料。入会は、県のホームページから申込書をダウンロードし、県農地整備課か最寄りの地域振興局へ送る。

(10月12日)

長野県のニュース(10月12日)